マウス気管とヒト気道上皮の幹細胞としての基底細胞

ROCK Jason R.; ONAITIS Mark W.; RAWLINS Emma L.; LU Yun; CLARK Cheryl P.; XUE Yan; RANDELL Scott H.; HOGAN Brigid L. M.

文献

J-GLOBAL ID：200902235946615691 整理番号：09A0894494

マウス気管とヒト気道上皮の幹細胞としての基底細胞

Basal cells as stem cells of the mouse trachea and human airway epithelium

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資料名：
巻： 106 号： 31 ページ： 12771-12775 発行年： 2009年08月04日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

肺の多列上皮の約30%は基底細胞であり,マウスの気管やヒトの気道多列上皮はTrp-63(p63),サイトケラチン5(Krt5),Krt14などを発現する基底細胞群を含む。今回,KRT5-CreER^T2トランスジェニックマウスを用いて細胞系譜を追跡し,生後の成長期や成体の定常状態及び上皮修復時に基底細胞は分化した細胞を生成することを示した。細胞分画法FACSでマウス基底細胞を分割し,非基底細胞と比較して基底細胞の小群で優先的に発現する627の遺伝子を同定した。解析によって基底細胞を制御する潜在的な機構を示し,他の上皮幹細胞との比較を行った。さらに基底細胞の行動を調べる為に,間質細胞非存在下でマウス基底細胞の自己再生と分化した繊毛細胞を含む蛍光細胞の発生が生じる,簡単なin vitroクローン球体形成アッセイを記述した。転写プロファイルはITGA6とNGFRの2つの細胞表面マーカーを同定し,それらはヒトの肺基底細胞のFACSによる純化に利用できた。マウス気管の基底細胞と同様に,球体形成アッセイにおいてヒトの気道の基底細胞は自己再生し,蛍光娘細胞を生成した。

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肺 , 細胞生理一般

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