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J-GLOBAL ID：200902236197739601   整理番号：08A0579804

柱降伏を先行させる自己復原型RC骨組の開発に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY FOR DEVELOPING SELF-CENTERING RC STRUCTURAL FRAMES WITH COLUMN-YIELDING MECHANISM

著者 (3件)： 中原浩之 (九大 大学院人間環境学研究院) ,  崎野健治 (九大 大学院人間環境学研究院) ,  江崎文也 (福岡大 工)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 628  ページ： 957-964  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルフセンタリング効果をもつ柱降伏先行型RC骨組の試験体を3体作成して水平加力実験を実施し,提案骨組の耐震挙動について考察した。その結果,1)プレキャスト部材の柱をPC鋼棒で乾式接合し,梁を後施工コンクリートで湿式接合する施工法によって,2層1スパン及び2層3スパンの骨組試験体(約1/3縮尺モデル)を計画したとおりに製作できること,2)一定軸力下における繰返し水平加力実験の結果,提案骨組は耐力低下のない安定した挙動を示し,復元力特性は原点指向型となり,残留変形が小さいレベルに留まること,3)層間変形角が2/100rad以下の場合,残留変形は最大変形の1割未満に収まり,セルフセンタリング効果が有効に機能したこと,などが分かった。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *耐震性 ,  骨組 ,  水平荷重 ,  プレキャストコンクリート ,  柱 ,  PC鋼材 ,  乾式法 ,  接合 ,  湿式法 ,  復原性 ,  残留歪 ,  制御 ,  配筋 ,  載荷試験 ,  応力歪特性 ,  軸力 ,  力 ,  耐荷力 ,  損傷制御 ,  断面力 ,  復元力特性 ,  荷重-変位曲線 ,  立体 ,  特性
準シソーラス用語： 荷重変形曲線

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (10件)：

• 崎野健治. 転倒降伏耐震壁に関する実験的研究. 日本建築学会構造系論文集. 2004, 584, 177-184
• 日高桃子. 転倒降伏耐震壁の1層部におけるせん断性状に関する実験的研究. 日本建築学会構造系論文集. 2004, 586, 163-170
• 中塚佶. 丸形PC鋼棒圧着型片持ちPC梁の荷重-変形関係のマクロモデルによる推定. 日本建築学会構造系論文集. 2002, 555, 141-148
• 坂田弘安. PC圧着関節を用いた損傷制御架構の柱梁接合部せん断性状に関する実験研究. 日本建築学会構造系論文集. 2005, 588, 141-147
• SEO, Choung-Yeol. Ductility Demands on Self-Centering Systems under Earthquake Loading. ACI Structural Journal. 2005, March-April, 275-285

タイトルに関連する用語 (7件)： 柱 ,  降伏 ,  自己 ,  復原 ,  RC骨組 ,  開発 ,  実験的研究