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J-GLOBAL ID:200902236429490842   整理番号:08A0293745

水環境におけるリン固定と回収プロセスに関する研究

著者 (2件):
資料名:
号: 54  ページ: 6-11  発行年: 2008年02月 
JST資料番号: L2271A  ISSN: 1340-802X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水環境中のリンは,富栄養化の原因物質のひとつである。本研究では金属酸化物に着目し,水環境中のリンを吸着し,さらには吸着したリンを脱着し,リン資源として回収可能な材料を開発した。30種類以上の金属酸化物について,事業所排水の平均的なリン濃度に調製した模擬排水を用いてリン吸着能を評価した。また,吸着したリンは,脱着液として水酸化ナトリウム水溶液を用い,リン脱着能を評価することで,リンの吸脱着に有効な素材のスクリーニングを行った。また,スクリーニング結果より明らかとなったリンの吸脱着に有効な素材をアルミナ多孔体表面に担持したリン回収材を作製した。得られたリン回収材のリン吸着能を評価したところ,コバルト系リン回収材では2.3mg-P/g,ジルコニウム系リン回収材ではコバルト系の3倍に当たる6.9mg-P/gのリンを吸着した。リンを飽和状態まで吸着したリン回収材を脱着液に接触させることにより,高濃度リン溶液を得られることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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下水,廃水の化学的処理 
タイトルに関連する用語 (4件):
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