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J-GLOBAL ID：200902236505561975   整理番号：09A1162655

中性子回折測定によるBaMn₂As₂の磁気秩序

Magnetic order in BaMn₂As₂ from neutron diffraction measurements

著者 (9件)： SINGH Yogesh (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  GREEN M. A. (National Inst. of Standards and Technol., Maryland, USA) ,  GREEN M. A. (Univ. Maryland, Maryland, USA) ,  HUANG Q. (National Inst. of Standards and Technol., Maryland, USA) ,  HUANG Q. (Univ. Maryland, Maryland, USA) ,  KREYSSIG A. (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  MCQUEENEY R. J. (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  JOHNSTON D. C. (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  GOLDMAN A. I. (Iowa State Univ., Iowa, USA)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 80  号： 10  ページ： 100403.1-100403.4  発行年： 2009年09月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： BaMn₂As₂の粉末試料について,中性子回折測定をT=10~675Kの温度範囲で行った。これらの測定値から,この化合物はNeel温度T_N=625(1)K以下でコリニア反強磁性秩序を持つことが明らかになった。T=10Kにおけるμ=3.88(4)μ_B/Mnの秩序化したモーメントはc軸に平行に配向し,磁気構造はすべての最近接Mnモーメントが反強磁性配列したG型であった。秩序化モーメントの値から,Mnの酸化状態は高スピンのS=5/2であることが分かった。μのT依存性から,磁気転移は2次転移であることが明らかになった。関連化合物AFe₂As₂(A=Ca,Sr,Ba,およびEu)とは対照的に,著者らは,BaMn₂As₂の磁気秩序状態においてはいかなる構造歪みも観測しなかった。著者らの結果から,AFe₂As₂物質では最近接相互作用が重要であるのに対して,BaMn₂As₂では,次近接相互作用が支配的であることが分かった。

シソーラス用語： 反強磁性体 ,  *マンガン合金 ,  *ヒ素含有合金 ,  バリウム含有合金 ,  ヒ素化合物 ,  磁気モーメント ,  磁気構造 ,  磁気転移 ,  Neel温度 ,  *中性子回折 ,  格子定数 ,  温度依存性 ,  多結晶 ,  軸方向
準シソーラス用語： 磁化容易軸

分類 (2件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (2件)： 中性子回折 ,  磁気秩序