抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,非磁性体ステンレスや銅,アルミなどの誘導加熱のニーズが高まっている。非磁性体金属の誘導加熱では,透磁率が小さいのを補うために負荷に供給する高周波電流の動作周波数を高くするとともに,大きな電流を供給する必要がある。本研究では,これをトランスレスで実現することを目指した。そして,コンデンサ2組のみと負荷との組み合わせによる複合共振を利用して,トランスレスでスイッチ電流を抑制しながら,負荷の大電流動作を実現するとともに,ZVS(Zcro Voltagc Switching)動作が可能な,複合共振ZVS高周波インバータ回路を開発した。この特徴は,ZVS動作が可能な範囲で設計することにより,スイッチ電流の振幅を抑制しながら負荷電流の大振幅動作が可能となり,スイッチの導通損失を低減できることである。シミュレーションの結果から,入出力電力の比としての電力変換効率は98%であり,高周波高効率動作を実現していることが確かめられた。