抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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積雪寒冷地に設置される子どものための全天候型遊び場について,その現状を分析して運営管理上の課題を考察した。北海道全域を対象として11例の全天候型遊び場を抽出し,施設概要・想定利用圏・来場手段・管理運営上の問題点の聞取り調査,平面図による室構成分析,利用実態の観察調査を行った。その結果,1)立地の多くが公園緑地内であり,国・道による事例は郊外の大規模公園が,市・村による事例は日常生活圏内が多いこと,2)遊び場の専用度の分類から,専用型・部分利用型は主要室の構成が比較的単純であり,併設型・複合型は設置の主目的に応じた多様な展開が見られること,3)混雑時の事故例などから安全管理に配慮が必要なこと,などが分かった。また今後の課題として,a)外遊びへの誘導に対する工夫,b)住宅地への近接立地,c)保護者の理解協力と共にプレイリーダー等保護者以外の大人との関わりに対する検討,などを挙げた。