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J-GLOBAL ID：200902237218363727   整理番号：09A1221105

2001年箱根群発地震活動に伴った傾斜変動と圧力源の時間変化

Temporal Change of the Pressure Source Estimated by Tilt Records During the 2001 Hakone Swarm Activity

著者 (6件)： 代田寧 (神奈川県温泉地学研) ,  棚田俊收 (神奈川県温泉地学研) ,  丹保俊哉 (立山カルデラ砂防博物館) ,  伊東博 (神奈川県温泉地学研) ,  原田昌武 (神奈川県温泉地学研) ,  萬年一剛 (神奈川県温泉地学研)
資料名： 火山  (Bulletin of the Volcanological Society of Japan)
巻： 54  号： 5  ページ： 223-234  発行年： 2009年10月31日 
JST資料番号： G0918A  ISSN： 0453-4360  CODEN： KAZAAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2001年6~10月にかけて活発な活動が続いた箱根群発地震の前から計測されていた傾斜計データを活用して,圧力源の時間的推移を考慮した解析を行うことで,噴気活動との関連や地殻変動をもたらした要因などについて議論した。その結果,群発活動に伴った地殻変動は,1つの球状圧力源(駒ケ岳の南東約1km・深さ7km)と2つの浅部開口割れ目(大涌谷・駒ケ岳浅部)によって構成されるモデルによって説明できる。そして箱根の場合には,ダイクの貫入ではなく,水蒸気や火山性ガスがカルデラ内の既存構造を上昇したものと考えられる。

シソーラス用語： 群発地震 ,  *傾斜 ,  *圧力 ,  噴火活動 ,  地殻変動 ,  *圧力源 ,  噴気活動
準シソーラス用語： *傾斜変動 ,  *箱根群発地震

分類 (1件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D)

引用文献 (33件)：

• 代田寧. 神奈川県西部地域における最近2年間の傾斜観測結果. 神奈川県温泉地学研究所報告. 2002, 33, 43-48
• 代田寧. 2001(平成13)年箱根群発地震活動に関連した地殻傾斜変動. 神奈川県温泉地学研究所報告. 2002, 34, 35-44
• 福井敬一. 火山用地殻活動解析支援ソフトウェア開発. 火山活動評価手法の開発研究. 2008, 123-140
• 平賀士郎. 箱根火山と箱根周辺海域の地震活動. 神奈川県温泉地学研究所報告. 1987, 18, 149-273
• 本多亮. S波スプリティングの解析から明らかになった神奈川県西部地域の異方性の空間的・時間的変化. 神奈川県温泉地学研究所報告. 2006, 38, 47-52

タイトルに関連する用語 (3件)： 群発地震 ,  活動 ,  圧力源