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J-GLOBAL ID：200902237622216398   整理番号：09A0980757

マウス神経幹細胞の細胞表面Nグリカン仲介分離

Cell surface N-glycans mediated isolation of mouse neural stem cells

著者 (10件)： HAMANOUE Makoto (Toho Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  MATSUZAKI Yumi (Keio Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  SATO Ken-ichiro (Toho Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  OKANO Hirotaka James (Keio Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  SHIBATA Shinsuke (Keio Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  SATO Isamu (Toho Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  SUZUKI Sadafumi (Keio Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  OGAWARA Miyuki (Keio Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  TAKAMATSU Ken (Toho Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  OKANO Hideyuki (Keio Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 110  号： 5  ページ： 1575-1584  発行年： 2009年09月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脳からの神経幹細胞(NSC)分離には有用な細胞表面マーカーがないことが障害であった。本研究では,二分岐複合型Nグリカンと結合するインゲンマメ植物凝集素(E-PHA)及びフローサイトメトリーを用いて,E-PHAが胚及び成体の脳からのNSC分離に有用なマーカーとなる可能性を検討した。E-PHAは精製NSCと優先的に結合したが,ニューロン,ミクログリア及びオリゴデンドロサイト前駆細胞とは結合しなかった。E-PHAによる分離マウス胚脳細胞及び成体脳細胞の標識により,NSCが強化され,ニューロスフェア形成細胞が非分画細胞に比してそれぞれ25倍,9倍増大した。レクチンブロット解析により,増殖NSCの膜分画においてE-PHAによって認識される数種糖蛋白質の存在が確認されたが,分化細胞では認められなかった。E-PHAによりNSCは胚及び成体の脳からフローサイトメトリーを用いてNSCが効果的に分離できることが証明された。

シソーラス用語： マウス ,  実験動物 ,  神経幹細胞 ,  *グリコシド ,  *多糖類 ,  フローサイトメトリー ,  糖タンパク質 ,  PHA【レクチン】 ,  インゲンマメ ,  分離 ,  *細胞分画法 ,  培養細胞 ,  糖鎖 ,  バイオマーカー ,  免疫沈降反応 ,  ウェスタンブロット法 ,  *N-グリカン ,  細胞分離 ,  近交系ICRマウス ,  神経球 ,  ネズミ亜目 ,  バイオアッセイ ,  イムノアッセイ
準シソーラス用語： ICRマウス ,  ニューロスフェア ,  細胞表面マーカー

分類 (2件)： 糖質・糖鎖一般  (EB06010I) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (5件)： マウス ,  神経幹細胞 ,  細胞表面 ,  グリカン ,  仲介