抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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画像の対応付けのために局所不変特徴量を抽出する際,画像内に局所領域を設定する。この設定は,局所領域の位置と固有スケールを計算可能な特徴点抽出を通じて行うことができる。固有スケールの検出には正規化LoG関数が用いられるが,スケールスペース生成のために数多くの畳み込み演算を必要とする。本論文では,計算量の削減を目的とし,正規化LoG関数の近似に基づく局所不変特徴量の抽出方法を提案する。提案方法では,正規化LoG関数の極値点に位置する画素のみから,近似LoGフィルタの応答を計算する。極値点に位置する画素の値とフィルタ応答の関係を多項式によりモデル化し,その多項式の係数を大量の事例画像を用いて決定する。提案する近似LoGフィルタは,コーナー検出フィルタと容易に併用可能なため,直線エッジに対する不要な応答を抑制できる。実画像を用いた実験により,提案する近似LoGフィルタは,従来の特徴点抽出フィルタより高いrepeatabilityをもつことを示す。また,提案方法により得られた局所不変特徴量の,広告看板認識,道路標識認識,および,video stabilizationへの適用例を示す。(著者抄録)