文献

J-GLOBAL ID：200902237875963467   整理番号：08A0382531

ヒトの二重特異性蛋白質ホスファターゼ23,VHZ,酵素-基質/生産物複合体の構造

Structure of Human Dual Specificity Protein Phosphatase 23, VHZ, Enzyme-Substrate/Product Complex

著者 (3件)： AGARWAL Rakhi (Brookhaven National Lab., New York) ,  BURLEY Stephen K. (SGX Pharmaceuticals, Inc., California) ,  SWAMINATHAN Subramanyam (Brookhaven National Lab., New York)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 283  号： 14  ページ： 8946-8953  発行年： 2008年04月04日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒトTyr,Ser/Thr二重特異性蛋白質ホスファターゼ(DUSP)であるVH1様ホスファターゼZ(VHZ)のX線結晶構造を,触媒中心へのリンゴ酸イオン結合体として1.93Åで決定した。VHZはαβα構造を持つ1ドメインの球状蛋白質であった。活性部位は特徴的な蛋白質チロシンホスファターゼ(PTP)ループ,HCXXGXXRS(T)からなり,表面から6Åのクレフトに位置した。活性部位Cys95,Asp65,リンゴ酸イオンと対称性関連分子のTyr136の相互作用と距離から,対称性関連分子が生産物様ループを活性部位にドッキングし,酵素-基質/産物複合体を形成すると示唆した。VHZと基質/産物の分子間相互作用とPhe66,Leu97,Phe99残基の機能を部位特異変異で解析し,配列相同性と高次構造からは二重特異性酵素VHRと類似するが,基質/産物結合特異性の点ではPTPIbと類似すると結論した。VHZによるりん酸化基質の加水分解触媒の機構を提示した。

シソーラス用語： *セリン/トレオニン特異的タンパク質ホスファターゼ ,  ヒト ,  結晶構造 ,  酵素基質複合体 ,  分子モデル ,  活性部位 ,  *タンパク質チロシンホスファターゼ ,  結合部位
準シソーラス用語： DUSP23 ,  VH1様ホスファターゼZ

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト ,  特異性 ,  酵素 ,  基質 ,  複合体