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J-GLOBAL ID:200902238137950233   整理番号:08A0959803

異なる遺伝子経路によるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の分子的サブタイプ

Molecular subtypes of diffuse large B-cell lymphoma arise by distinct genetic pathways
著者 (28件):
資料名:
巻: 105  号: 36  ページ: 13520-13525  発行年: 2008年09月09日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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203例のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)生体標本を高分解能の遺伝子発現プロフィールとカップルしたゲノムワイドコピー数分析で分析した。遺伝子発現変化と関連した272例の再発性染色体異常のうち,30例はDLBCLサブタイプにより分別に利用された。第19染色体上のアンプリコンは活性化B細胞様(ABC)DLBCLの26%に検出されたが,胚中心 B 細胞様(GCB)DLBCLと縦隔原発B細胞リンパ腫(PMBL)にわずか3%しか検出されなかった。このアンプリコンで高度にアップレギュレートされた遺伝子はSPIBであり,それはETSファミリー転写因子をコードした。RNAiによるSPIBのノックダウンはABC DLBCL細胞系には毒性を示すが,GCB DLBCLとPMBLなどにはそうでなく,SPIBがABC DLBCLの病原性に関与する発がん遺伝子であると強く指摘された。INK4a/ARF腫瘍サプレッサー遺伝子座とトリソミー3の欠損もABC DLBCLにほとんど選択的におき,このサプタイプ内の劣った結果と関連した。FOXP1がトリソミー3などによりアップレギュレートされるABC DLBCLの発がん遺伝子であることが明らかとなった。GCB DLBCLにおいて発がん遺伝子mir-17-92ミクロRNAクラスターの増強と腫瘍サプレッサーPTENの欠損が再発性であったが,これらのことはABC DLBCLでは起きなかった。これらの結果,DLBCLサブタイプは多様な発がん遺伝子経路を使用する異なる疾患であるとの遺伝的証明を提出した。
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分類 (2件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (5件):
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