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J-GLOBAL ID：200902238194437887   整理番号：09A0817803

交流架空送電線からの強雨時ランダム騒音の実規模測定結果と推定式

Real-Scale Measurement Results for Audible Noise from AC Overhead Transmission Lines and Prediction Formula in Heavy Rain

著者 (1件)： 田辺一夫 ((財)電力中央研究所)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 129  号： 8  ページ： 507-512 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 主に降雨時に発生するコロナ放電に起因して空中に放射されることのある可聴音,すなわちコロナ騒音には,電源周波数とその偶数倍の周波数をもつ純音成分および約500Hz~20kHzにおよぶ広帯域の周波数成分よりなるランダム騒音があり,騒音苦情の原因となっている。そのため,超々高圧以上の交流架空送電線の導体設計における最重要課題の一つとして注目され,国内外で研究されてきた。本稿では,送電線下のランダム騒音の予測に関して,電線からの強雨時発生量推定式について検討した。推定式は,従来の素導体数,素導体外径の影響を独立とするものではなく,これまでにない素導体数と素導体外径の相互作用の項をもつものである。これにより,これまでにない精度の高い推定式を提案できた。その精度は,ldB未満である。

シソーラス用語： *架空線路 ,  不規則雑音 ,  *コロナ放電 ,  *雑音 ,  降雨 ,  超高圧送電 ,  式
準シソーラス用語： コロナ騒音 ,  推定式 ,  *電磁騒音

分類 (1件)： 気体放電  (BJ03020T)

引用文献 (15件)：

• (1) 電気設備技術基準:「静電誘導の防止」,第二十七条 (2008)
• (2) 通産省電気事業関連通達:「電磁誘導電圧計算値および電波障害検討書の取扱について」,37公832号 (1962)
• (3) K. Tanabe, T. Kawamoto, Y. Sunaga, H. Kumagaya, K. Takeshita, Y. Deguchi, and M. Fukushima : “The handbook for electromagnetic-environmental design of AC transmission lines up to 1,000 kV”, CRIEPI Report, No. T74 (2003) (in Japanese)
• 田辺一夫・河本 正・須永孝隆・熊谷博道・竹下和磨・出口義博・福島充男:「交流架空送電線の電気環境設計ハンドブック」,電中研総合報告, No. T74 (2003)
• (4) General Electric Co. : Transmission line reference book - 345kV and above/ Second Edition, EPRI (1982)

タイトルに関連する用語 (7件)： 交流 ,  架空送電線 ,  強雨 ,  ランダム騒音 ,  規模 ,  測定結果 ,  推定式