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J-GLOBAL ID：200902239058651219   整理番号：08A0451180

中国産バラの香りの進化

Scent evolution in Chinese roses

著者 (11件)： SCALLIET Gabriel (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA) ,  PIOLA Florence (Univ. Lyon 1, Villeurbanne, FRA) ,  DOUADY Christophe J. (Univ. Lyon 1, Villeurbanne, FRA) ,  RETY Stephane (Fac. Pharmacie, Paris, FRA) ,  RAYMOND Olivier (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA) ,  BAUDINO Sylvie (Univ. Jean Monnet, Saint-Etienne, FRA) ,  BORDJI Karim (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA) ,  BENDAHMANE Mohammed (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA) ,  DUMAS Christian (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA) ,  COCK J. Mark (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA) ,  HUGUENEY Philippe (Univ. Lyon 1, Lyon, FRA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 15  ページ： 5927-5932  発行年： 2008年04月15日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェノールのメチルエステルであるバラの香り成分3,5-ジメトキシトルエンの生合成を担うオルシノールO-メチルトランスフェラーゼOOMT1,2の基質特異性の違いを与えると考えられるフェノール基質結合部位のアミノ酸1箇所を,類似蛋白質の既知の立体構造から推測し,それは部位特異的変異誘発実験により確認できた。多様なバラ属の代表として18の種におけるOOMT遺伝子ファミリーを解析したところ,中国バラのみがOOMT1,2両方の遺伝子をもっていることが明らかになった。中国バラに特異的なOOMT1遺伝子は,現存の全てのバラのゲノムにホモログがあるOOMT2様の遺伝子から派生した可能性が高いという証拠も得られた。OOMT1遺伝子の獲得は,中国バラにおける香りの発達にとって重要なステップであったと思われる。

シソーラス用語： 中華人民共和国 ,  *芳香成分 ,  生合成 ,  *メチルトランスフェラーゼ ,  アイソザイム ,  基質特異性 ,  結合部位 ,  アミノ酸残基 ,  部位特異的変異誘発 ,  多重遺伝子族 ,  構造遺伝子 ,  バラ属 ,  *分子進化 ,  交雑 ,  ヨーロッパ
準シソーラス用語： Rosa chinensis ,  Rosa gigantea ,  Rose galica ,  *オルシノールO-メチルトランスフェラーゼ ,  OOMT1遺伝子

分類 (2件)： 酵素生理  (EH02020J) ,  花き・花木  (FC03044O)

物質索引 (1件)： 3,5-ジメトキシトルエン

タイトルに関連する用語 (4件)： 中国 ,  バラ ,  香り ,  進化