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J-GLOBAL ID:200902239144610843   整理番号:08A0983439

不可解なLEA蛋白質類および他のヒドロフィリン類

The Enigmatic LEA Proteins and Other Hydrophilins
著者 (5件):
資料名:
巻: 148  号:ページ: 6-24  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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あらゆる生物における水の制約は,ライフサイクルのどの段階においても影響が大きく,この水分欠乏に対応するために,進化を通して多くの戦略が選択されている。植物においては,LATE EMBRYOGENESIS ABUNDANT(LEA)蛋白質類として知られる種々の親水性蛋白質類が,種子登熟の最終段階中および栄養器官の水分欠乏中に高レベルで蓄積し,水分制御中における保護的役割を示唆している。LEA蛋白質類の異なるファミリーメンバーの間には有意な類似性は検出されていないが,それらの統一的で著名な特徴は,高度な親水性およびグリシン/アラニン/セリンの高含量であり,LEA蛋白質類は「ヒドロフィリン類」と呼ばれる蛋白質類の一部を成している。これらの蛋白質類を規定する物理化学特性は,6%以上のグリシン含量と1以上の親水性指数であり,データベース検索によって,この基準にほとんどのLEA蛋白質類が含まれることが示されている。大腸菌およびSaccharomyces cerevisiaeのゲノムは,ヒドロフィリン類の特性を持つ蛋白質類をコードするそれぞれ5および12の遺伝子類を含んでいる。これら遺伝子の転写物の全てが浸透ストレスに応答して蓄積するという事実は,ヒドロフィリン類が水分欠乏への広範な順応を表現していることを示唆している。ここでは,植物や他生物の水分欠乏への順応応答中におけるその役割の理解に対する参照プラットホームを提供するために,ヒドロフィリン類の構造/機能的特徴についてレビューした。
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分類 (2件):
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植物学一般  ,  生物学的機能 
物質索引 (1件):
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