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J-GLOBAL ID:200902239145306315   整理番号:09A0776134

水溶液中セチルピリジニウムクロリドの水和固体変換に関する速度論的研究

Kinetic Studies on Hydrated Solid Transform of Cetylpyridinium Chloride in Aqueous Solution
著者 (1件):
資料名:
巻: 113  号: 25  ページ: 8545-8551  発行年: 2009年06月25日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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先の報告でセチルピリジニウムクロリド(CPC)のKrafft転移(界面活性剤の結晶化を伴う不溶化)過程において電気伝導度と温度低下間の時間遅れが存在した。引き続き,CPC水溶液中水和固体生成と融解転移について速度論的研究を行った。CPC溶液の電気伝導度変化は温度降下後,水和固体生成に対して長い誘導時間tindを示した。沈殿固体上の脱離液の電気伝導度から温度の関数として溶解度を得た。過飽和度が16以下で溶液中の固体生成に対するtindは約1000000sであった。しかしながら,撹拌溶液中のtindは撹拌なし静置溶液中のtindの1/10以下であった。撹拌溶液中安定固体生成に対してtind=Ak(ln S)-3からなる近似的関係を見いだした。ミセル溶液について得たAk値は単量体溶液について得た値よりも2400倍大きい。一定時間,3°Cで温置した準安定固体懸濁液の示差走査熱量測定によって与えられる全溶解エンタルピーに対する安定固体の溶解エンタルピー比から準安定固体から安定固体への転移画分rstableを得た。準安定固体懸濁液にせん断を負荷することによった観測したrstableの変化速度はせん断なし事例における速度の約20倍であった。本実験は溶液中のせん断がCPCの安定固体生成を加速することを示した。
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