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J-GLOBAL ID:200902239271892041   整理番号:09A0431831

量子状態選択NO分子の衝撃配向と配列

Impulsive orientation and alignment of quantum-state-selected NO molecules
著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 289-293  発行年: 2009年04月 
JST資料番号: W2060A  ISSN: 1745-2473  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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分子プロセスに関する実験では,分子軸分布の扱いが重要である。また,分子衝突実験の測定結果は,初期の分子軸分布の角度異方性によって左右される。そして,分子軸分布の重要な運動量として,配列(2(θ)>)と配向()がある(θは,分子軸と基準軸が成す角度である)。また,分子を配向と配列させるため,静電場を使用する。例えば,極性分子を状態選択し,選択した分子を一次シュタルク効果を介して配向するため,6重極電場を使用できる。だが,配向は,選択状態の制限を受ける。一方,レーザによる化学特性の制御法として,レーザ制御式配列法が注目を浴びている。この方法として,分子がゆっくりとしたレーザ場を受ける断熱配列と,短パルスによるキックを受けた後で分子が配列する非断熱(衝撃)配列が,実現されている。とりわけ,衝撃配列では,短パルスリフェーズで回転ウェーブパケットが励起された時,無フィールド条件下での,周期的な配列を可能とする。本稿では,分子の無レーザ場配向と配列を実現する新手法を提案した。この方法では,無レーザ場配向は,短パルスレーザ制御,6重極量子状態選択,一次電場シュタルク効果による電場内のd.c配向を組み合わせることで実現される。そして,量子力学的波束が生成される時,フェムト秒レーザパルス照射中と照射後において,大規模な配向と配列が観測され,更に,フェムト秒レーザ・パルスの形状を調整することで,=-0.74と2θ>=0.82まで改善した。なお,6重極状態選択は,種々の極性対称と準非対称コマ分子について実証されているため,本手法で扱える分子が多くある。これによって,分子に関する新たな知見を得る実験を可能とする配向度となるよう,衝撃配向分子試料を調製できる。更に,本調査の結果は,極低温分子の分野における進歩も齎し,この場合,光学トラップ中の極性分子の配向が,超格子,或いは,ボーズ・アインシュタイン凝縮の形成を支援すると期待される。
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分類 (1件):
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分子衝突・相互作用一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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