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J-GLOBAL ID：200902239312265626   整理番号：08A0155123

多価イオン同時運動量イメージングにより研究したK殻励起希ガスクラスタのフラグメンテーションチャネル

Fragmentation channels of K-shell excited rare-gas clusters studied by multiple-ion coincidence momentum imaging

著者 (4件)： MURAKAMI H. (Dep. of Physics, Kyoto Univ., 606-8502 Kyoto, JPN) ,  IWAYAMA H. (Dep. of Physics, Kyoto Univ., 606-8502 Kyoto, JPN) ,  NAGAYA K. (Dep. of Physics, Kyoto Univ., 606-8502 Kyoto, JPN) ,  YAO M. (Dep. of Physics, Kyoto Univ., 606-8502 Kyoto, JPN)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 128  号： 5  ページ： 054303  発行年： 2008年02月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多価イオン同時運動量イメージング実験を,130原子を含むK殻(1s)励起Arクラスタ及び約30,90,及び160原子を含むKrクラスタについて行った。飛行時間スペクトルは,Coulomb爆発の主な生成物は単一荷電イオンであることを明らかにした。クラスタ内に生成した荷電数を増すと,Ar⁺やKr⁺のような単量体イオンの運動量が増し,一方,Ar₃⁺,Kr₂⁺,及びKr₃が減少する。この観察は,より重いイオンがクラスタの中心部に現れるサイト固有の減衰過程を示している。著者らはまた,Coulomb爆発における,種々のフラグメンテーションでの運動量分布や各チャネルの分岐比も研究した。同時に検出されたイオンの数N_coinが,例えば,4であるとき,30原子を含むKrクラスタからの最も頻度の高いチャネルは単純に四つのKr⁺イオンを放出するが,より大きいKrクラスタからのフラグメンテーションにおいてはKr₂⁺イオンが関与する。二つのKr₂⁺イオンを発するフラグメンテーションチャネルは,N_coinが増すとともに優勢になり,このチャネルにおけるAr₂⁺の平均運動量は,単一Ar₂⁺のみを放出するチャネルでのそれより大きい。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： ストレージリング ,  ビームライン ,  多価イオン ,  同時計測 ,  運動量 ,  画像分析 ,  *内殻励起 ,  *クラスタ分子 ,  *希ガス ,  *光解離 ,  フラグメンテーション ,  反応経路 ,  TOFスペクトル ,  原子価 ,  運動量分布 ,  分岐比
準シソーラス用語： *Coulomb爆発 ,  価数

分類 (2件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  分子化合物  (CE02000C)

タイトルに関連する用語 (9件)： 多価イオン ,  運動量 ,  イメージング ,  研究 ,  励起 ,  希ガス ,  クラスタ ,  フラグメンテーション ,  チャネル