抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報では,ディスクブレーキの鳴きが押付け荷重に依存して変化する現象について,摩擦接触部の分布ばね特性と関連づけて解説した。主な内容項目を次に示した。1)鳴き発生時の振動現象:鳴き試験機(試験片形状,鳴き試験機構成),ディスクとパッド・キャリパの振動特性(ディスクおよびパッド・キャリパの固有振動数),鳴きの押付け荷重依存性(鳴き周波数および鳴き音圧レベルの押付け荷重依存性),鳴き振動の測定(ディスク全体および摩擦接触部付近の振動),2)鳴き発生の理論(ピン・ディスクモデル):運動方程式,安定解析(解析結果による鳴き発生範囲),3)鳴き発生の理論(面接触モデル):運動方程式(ディスクとパッドを分布ばねで結合した面接触モデル),摩擦接触部の剛性分布と鳴きの発生(摩擦接触部における面圧と剛性の分布),4)摩擦接触部の動剛性の測定:動剛性測定装置(測定装置の構成と外観),測定結果(単位面積あたりの動剛性値と位相),面接触モデルによる安定解析(解析結果による鳴き発生範囲),5)主な結果の要点。