抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日常での行為の柔軟性によって人は効率的な行為を行える。この柔軟な処理過程の理解のために,本研究では人の動的状況での適応的プランニング過程のモデルを提案する。その前提として我々は,日常環境は動的かつ部分観測で,人は完全には記憶を保てず,運動系列を完全に計画しないと想定した。モデルには,与えられたタスクに基づいて「すべき運動リスト」を出す『トップダウンプロセス』と,環境の事物に対応して「できる運動リスト」を出す『ボトムアッププロセス』があり,その過程の組み合わせとして適応的プランニングが実現されるとした。モデル評価のために,典型的な日常環境を表すコーヒーメイキングタスクのシミュレーションを行ない,提案モデルを実装したエージェントがボトムアップなしのものより効率的で柔軟に行為できることを示した。(著者抄録)