文献

J-GLOBAL ID：200902239750184353   整理番号：08A0969626

遍歴反強磁性体(V_0.9Ti_0.1)₂O₃における量子相転移

Quantum Phase Transition in the Itinerant Antiferromagnet (V_0.9Ti_0.1)₂O₃

著者 (6件)： KADOWAKI Hiroaki (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  MOTOYA Kiyoichiro (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  SATO Taku J. (Univ. Tokyo, Ibaraki, JPN) ,  LYNN J.W. (NIST Center for Neutron Res., Marlyand, USA) ,  FERNANDEZ-BACA J.A. (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA) ,  KIKUCHI Jun (Meiji Univ., Kanagawa, JPN)
資料名： Physical Review Letters  (Physical Review Letters)
巻： 101  号： 9  ページ： 096406.1-096406.4  発行年： 2008年08月29日 
JST資料番号： H0070A  ISSN： 0031-9007  CODEN： PRLTAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遍歴反強磁性体(V_0.9Ti_0.1)₂O₃を用いて常磁性金属相における反強磁性量子臨界挙動を単結晶中性子散乱により研究した。中性子散乱はこの常磁性相における量子臨界スピンゆらぎが3次元におけるスピン密度波量子相転移(SDW QPT)の理論的予測によく一致することを示した。3次元におけるSDW QPTの理論は特性エネルギーがc₁+c₂T^3/2のようにTに依存することを予測しする(c₁およびc₂は定数)。このT^3/2依存性はSDW QPTの最も重要な特徴であり,この強相関d電子反強磁性体が3次元におけるSDW QPTの臨界性を明確に示すことをことを証明している。

シソーラス用語： *相転移 ,  *酸化物 ,  *バナジウム化合物 ,  チタン化合物 ,  *反強磁性体 ,  *中性子散乱 ,  スピン密度波 ,  遍歴電子模型
準シソーラス用語： 巡回電子模型 ,  *量子相転移

分類 (1件)： 固相転移  (BL04020G)

タイトルに関連する用語 (2件)： 反強磁性体 ,  量子相転移