抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本大学で11年間にわたって行ってきた実践型環境教育について報告した。これは一般の授業ではなく,「日本大学理工学部環境科学研究会」という学生サークル活動を通じての教育である。発足当初は,学生3人と顧問としての教官で,水質調査,廃食用油の石鹸化を目指したが,地元船橋の海老川復元計画,大学祭での発表,学術誌への論文投稿などへと発展した。水質(COD)の調査,廃食用油の石鹸化,公民館などでの展開,廃材・廃棄物を利用した水浄化装置の試作と試験なども行った。他にも再生紙作成,草木染,映画会など地域ボランティアグループとも協調した。かかわった学生たちは,実践的な処理技術を身につけることができた。現在は,船橋の校舎で学ぶ学生が1,2年生のみに限られたことなどから活動を終了しているが,実践的教育の効果は大きかった。