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J-GLOBAL ID：200902239997528918   整理番号：09A0355746

2004年新潟県中越地震に起因する地すべりと土砂移動

著者 (2件)： 下河敏彦 (環境地質) ,  稲垣秀輝 (環境地質)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 45  号： 6  ページ： 435-440  発行年： 2009年03月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山地斜面の地形・地質的要因の変化と斜面変動の関係には地形発達史的分類があり,中越地震による魚沼丘陵の斜面変動が,この地形発達過程のどの段階にあるかを考察した。調査手法は,斜面地形の変動と河床の土砂移動を地震発生前後の空中写真から判読し,各地すべり発生地の地形の変遷過程(先滑動期~後活動期)と土砂流出の時系列変化を調べた。その結果,当地域の地すべり地形はすでに初生活活動期を過ぎたものが多く,今後活動を繰り返した後,活動期・後活動期に向かう地形が更に多くなることなどが分かった。

シソーラス用語： *地震 ,  *地滑り ,  移動 ,  変動 ,  *地形発達史 ,  *地形要素 ,  空中写真
準シソーラス用語： 丘陵 ,  *魚沼丘陵 ,  斜面変動 ,  *中越地震 ,  土砂移動

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  堆積学一般  (DE05010J) ,  斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (11件)：

• 1) 大八木規夫 (1992) : 土砂災害. 萩原幸男編「災害の辞典」, 朝倉書店, pp. 179-252.
• 2) 横山俊治 (1999) : 斜面変動発達史にみる素因と誘因の関係, 日本応用地質学会「斜面地質学-その研究動向と今後の展望」pp. 50-51.
• 3) 稲垣秀輝・小坂英輝・大久保拓郎 (2007a) : 四国, 中央構造線沿いの地すべりの発生と安定化, 日本地すべり学会誌, Vol. 44, No. 4, pp. 37-43.
• 4) 稲垣秀輝・小坂英輝・大久保拓郎 (2007b) : 中越, 第三紀層地すべりの発達と消滅, 第46回日本地すべり学会研究発表会概要集, pp. 5-8.
• 5) 土木学会斜面工学研究小委員会 (2006) : 『新潟県中越地震の斜面複合災害のモニタリングに関する研究-メカニズム, 維持管理, 景観, 生態系, 廃棄物等の総合的斜面工学からの検討』, 141p.

タイトルに関連する用語 (4件)： 2004年新潟県中越地震 ,  起因 ,  地すべり ,  土砂移動