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J-GLOBAL ID：200902240049603676   整理番号：08A0779894

カチオン性ミセル溶液に於ける2,4,6-トリニトロフェニルクロリドおよび水素イオン間のMeisenheimerσ-錯体生成の反応動力学

Reaction Kinetics of Meisenheimer σ-Complex Formation between 2,4,6-Trinitrophenyl Chloride and Hydroxide Ion in Cationic Micellar Solution

著者 (3件)： MATSUI Rie (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  IKEDA Yoshiyuki (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  SASAKI Muneo (Konan Univ., Kobe, JPN)
資料名： Memoirs of Konan University. Science and Engineering Series  (Memoirs of Konan University. Science and Engineering Series)
巻： 55  号： 1  ページ： 39-51  発行年： 2008年07月31日 
JST資料番号： F0795A  ISSN： 1348-0383  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 幾つかの陽イオン性界面活性剤溶液(DTAB,CTAB,ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド(MyTAB))中での2,4,6-トリニトロフェニルクロリド(ピクリルクロリド,Pic-Cl)および水素イオン間のMeisenheimerσ-錯体生成の動力学が,擬相イオン交換モデルに良く従っており,それは,ミセル濃度の上昇が反応速度を結果として促進している,ことを合理的に説明できた。Pic-Cl-OH^-中に見付かった,ミセル相の内因性の,大きな負の活性化エンタルピー(ΔS_mf)から,ミセル表面で発生した反応では,反応に有効な反応物質分子が幾つかの限定された方向に入り込まねばならない,ことを反映しているのであろう。活性化工程では,エンタルピー-エントロピー補償関係が幅広い界面活性剤濃度域に亘り作用していた。CTAB中のTNBl-OH^-の反応がエンタルピー制御であり,そして未だ明らかに識別されていないMyTAB中およびCTAB中のPic-Cl-OH^-を除いて,他の反応が略エントロピー制御であった。

シソーラス用語： *陽イオン界面活性剤 ,  ミセル ,  溶液 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  *芳香族塩素化合物 ,  *陽子 ,  *σ錯体 ,  *錯体生成 ,  *反応速度論 ,  擬状態 ,  イオン交換 ,  反応速度 ,  濃度依存性 ,  活性化 ,  エンタルピー ,  エントロピー ,  補償 ,  反応制御 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム
準シソーラス用語： *水素イオン ,  *反応動力学

分類 (5件)： 反応工学,反応速度論  (XE01020M) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  その他の洗浄剤  (YG02040W) ,  芳香族単環ニトロ化合物・ニトロソ化合物  (CF05040S) ,  芳香族単環ハロゲン化合物  (CF05030H)

物質索引 (4件)： CTAB ,  DTAB ,  ピクリルクロリド ,  ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド

タイトルに関連する用語 (6件)： カチオン ,  ミセル ,  溶液 ,  水素イオン ,  錯体生成 ,  反応動力学