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J-GLOBAL ID：200902240507727487   整理番号：09A1088242

Sm³⁺とNd³⁺を共ドーピングしたセリアの電気特性

Electrical properties of ceria Co-doped with Sm³⁺ and Nd³⁺

著者 (4件)： LI Bin (State Key Lab. of New Ceramics and Fine Processing, Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tsinghua Univ., Beijing ...) ,  LIU Yanyi (State Key Lab. of New Ceramics and Fine Processing, Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tsinghua Univ., Beijing ...) ,  WEI Xi (State Key Lab. of New Ceramics and Fine Processing, Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tsinghua Univ., Beijing ...) ,  PAN Wei (State Key Lab. of New Ceramics and Fine Processing, Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tsinghua Univ., Beijing ...)
資料名： Journal of Power Sources  (Journal of Power Sources)
巻： 195  号： 4  ページ： 969-976  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： B0703B  ISSN： 0378-7753  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Sm³⁺とNd³⁺を共ドーピングしたセリア粉体は,クエン酸-硝酸塩低温燃焼プロセスでうまく合成される。Sm³⁺とNd³⁺を共ドーピングした一連のセリアの電気特性を最適化するため,粒体および粒界の伝導度に及ぼす共ドーピング,ドーピング量,焼結条件の影響を,詳細に検討する。同じ条件で焼成した一連の,Ce_0.9(Sm_xNd_1-x)_0.1O_1.95(x=0,0.5,1)とCe_1-x(Sm_0.5Nd_0.5)_xO_δ(x=0.05,0.1,0.15,0.20)に対しては,Ce_0.9(Sm_0.5Nd_0.5)_0.1O_1.95がより高い粒体および粒界双方の伝導度を示す。Ce_0.9Gd_0.1O_1.95とCe_0.8Sm_0.2O_1.9に比べ,1350~1400°Cで焼成したCe_0.9(Sm_0.5Nd_0.5)_0.1O_1.95は,550°Cにおいて,1.0×10^-2Scm^-1のより高い全伝導度を示す。さらに,Ce_1-x(Sm_0.5Nd_0.5)_xO_δの粒体と粒界の活性化エネルギーの傾向は双方とも,Ce_1-xNd_xO_δのそれらと一致するが,Ce_1-xSm_xO_δのそれらとは異なることが見出される。これは次のように説明できる。すなわち,酸素空格子点の局所的秩序化はたぶん,Ndをドーピングしたセリアにおいて,Smをドーピングしたセリアより容易に起こる。Sm³⁺とNd³⁺を共ドーピングしたセリアの粒界に対して,Sm³⁺の偏析量は,Nd³⁺のそれより多い。これは,X線光電子分光法(XPS)で確認されている。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *固体酸化物燃料電池 ,  *ドーピング ,  酸化セリウム ,  サマリウム ,  ネオジム ,  *電気伝導率 ,  焼結 ,  活性化エネルギー ,  空格子点 ,  X線光電子分光法 ,  酸素空格子点
準シソーラス用語： セリア

分類 (1件)： 燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (3件)： 共ドーピング ,  セリア ,  電気特性