抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機フッ素化合物合成の観点からみると,C-F結合形成だけでなく,C-F結合活性化の研究も重要な課題である。本レビューは後者のC-F結合活性化の方法を以下の有機フッ素化合物毎にまとめた。1)芳香族フッ化物のC-F結合活性化 A.低原子価金属へのC-F結合の酸化的付加,B.芳香族フッ化物への電子移動によって開始されるC-F結合活性化,C.芳香族フッ化物における求核的置換,D.ベンジンを経る脱フッ素化,2)アルケニルフッ化物のC-F結合活性化 A.gem-ジフルオロアルカンにおける求核的置換の一般的描像,B.gem-ジフルオロアルカンの構造と反応性,C.gem-ジフルオロアルカンにおける分子内求核的置換,D.ポリフッ素化フルオロアルケンの高反応性及び毒性,E.オクタフルオロシクロペンテンの脱フルオロ化修飾,3)脂肪族フッ化物のC-F結合活性化 A.π電子系に結合したトリフルオロメチル基のC-F結合活性化,B.低原子価金属促進還元的C-F結合開裂,C.Lewis酸-及びカチオン-促進C-F結合活性化,D.エート錯体触媒クロスカップリング,E.E2型デヒドロフッ素化