抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電気自動車(EV)およびハイブリッド車のいずれにおいても,電池の果たす役割は極めて大きいが,現用の電池では未だ電池容量,長い充電時間,高コスト等において不十分と言える。本報告は,これらの課題の中で,電池容量をより有効に利用する方法について述べた。この基本概念は,複数の電池からなるEV用電池は充電後において,単電池電圧と単電池容量をできるだけ均一化することで全体の電池システムの容量の向上を図るものである。実験は,電池システムを構成する電池(本研究では20本使用)を一括充電した場合と個別充電を行なった場合に分け,さらに,一括放電および個別放電を行なった。この結果,個別充電を行なって,各電池の電圧・容量を均一化することによって,システムの電池容量を増加させることができることが明らかとなった。一回の個別充電を行なうと,次の充電の際に一括充電を行なっても電池電圧,容量に変化が見られず,4回まで繰返すことが可能であることが分かった。