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J-GLOBAL ID：200902240931253924   整理番号：08A1227260

「建築物緑化による都市の環境改善」都市環境の改善における建築物緑化の意義と今後の展開

著者 (1件)： 山田宏之 (和歌山大 システム工)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 34  号： 2  ページ： 333-337  発行年： 2008年11月30日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋上緑化や壁面緑化の現状と今後の展望を論じた。日本の屋上緑化技術は成熟期に入り,地上用植物を使った屋上緑化は世界的トップレベルにある。ツル植物を地植えして壁面を覆う従来型壁面緑化から,壁面にプラントボックスや土嚢袋状の植栽基盤を設けて,都市型建築物にマッチさせた緑化工法も開発されている。ツル植物類を使った緑のカーテンと呼ばれる壁面緑化は,急速に普及しており今後は主流となるものである。緑のカーテンは趣味的工作物である現状では問題ないが,都市緑化技術として普及させるには建築基準法や消防法との摺り合わせ,および厳密な性能検証と技術開発が必要となる。

シソーラス用語： *緑化 ,  蔓 ,  土壌層位 ,  都市域 ,  建築物 ,  都市環境
準シソーラス用語： *屋上緑化 ,  植栽基盤 ,  *壁面緑化

分類 (3件)： 建築環境一般  (RB02010T) ,  公園,造園,緑化  (RD04020Y) ,  花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (9件)：

• 1) 大竹雄平, 山田宏之 (2008) 屋上緑化における底面灌水型緑化基盤の適性と熱収支解析, 環境システム研究論文発表会講演集Vol. 36, 243-247.
• 2) 唐沢明彦, 土田保 (2001) 建築物の熱環境に及ぼす軽量ポーラスコンクリート屋上緑化システムの効果: 日本緑化工学会誌27, pp.205-208.
• 3) 山田宏之他 (2001) 薄層基盤屋上緑化がプレハブ建物の屋内熱環境に与える影響について, 平成13年度日本造園学会関西支部大会研究発表要旨, 51-52.
• 4) 山田宏之他 (2005) 木造住宅の緑化された屋根による屋内温熱環境への影響解析, ランドスケープ研究Vol. 68(5), 893-896.
• 5) 山田宏之他 (2006) 軽量高保水性外装資材を用いた建物遮熱性の実証的研究, 環境システム研究論文集Vol. 34, 479-485.

タイトルに関連する用語 (5件)： 建築物緑化 ,  都市 ,  環境改善 ,  都市環境 ,  展開