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J-GLOBAL ID：200902241235893915   整理番号：09A0616822

施業省力化試験地におけるコウモリガの被害について

著者 (2件)： 臼井陽介 (鹿児島県森林技術総合セ) ,  下園寿秋 (鹿児島県森林技術総合セ)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 62  ページ： 202-203  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 施業省力化の試験地内におけるコウモリガの寄生状況について調査した。試験地は鹿児島県霧島市牧園町および同市福山町とした。コウモリガの寄生率は,植栽密度の低い試験地の方が密度の高い試験地よりも高かった。植栽密度の低い試験地の方が密度の高い試験地よりも下層草本類が繁茂しており,このことがコウモリガの寄生しやすい条件を作っていると考えられた。植栽本数密度かつ同じ斜面方位の調査地とを下刈りの実施,未実施で比較した場合,下刈実施区のほうが,未実施区よりも被害率は高い傾向にあった。粗植地において下刈を実施した方が実施しない場合と比較して,コウモリガがスギに寄生する傾向にあった。また,下刈を実施しないより,粗植することで下層草本類が長期間繁茂し,コウモリガが成育しやすい環境が形成されることが確認された。

シソーラス用語： 省力化 ,  *ガ ,  栽植密度 ,  鹿児島県 ,  スギ ,  *虫害 ,  植生 ,  *人工林 ,  下刈り
準シソーラス用語： Endoclita excrescens ,  *コウモリガ ,  下層植生

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  森林保育  (FF03040H)

引用文献 (3件)：

• 福司一久・若松喜美治 (1999) 林業技術690: 28-29.
• 槙原寛・五十嵐豊 (1991) 日林東北支誌43: 141-142.
• 日塔正俊 (1954) 森林防疫ニュース 24: 241-242.

タイトルに関連する用語 (5件)： 施業 ,  省力化 ,  試験 ,  コウモリガ ,  被害