抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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レーザの波長変換を可能にする擬似位相整合(QPM)構造波長変換デバイスをArビームを用いた常温接合で作製することを提案した。従来の波長変換の代表的な例である第二高調波発生(SHG)が完全な位相整合に基づいているのに対し,QPMデバイスは位相不整合時に,コヒーレンス長毎に非線形光学定数を反転させることで,本来打ち消し合いが生じるものを逆に強め合う状態にするものである。強度の増強にはデバイス長を長くする必要がある。このデバイスを構築するためには,結晶方位の異なる層を厳密に積層する必要がある。本稿では,GaAsの接合例を示した。接合は,接合面にArビームを照射し清浄化すると共にダングリングボンドを形成(活性化)し,常温で行なった。これを繰返すことで,6枚のGaAsからなるQPM構造を製造できた。この方法で,ZnSeも接合できることを示した。