抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製鉄において,銑鉄予備処理の際にスラグが発泡膨張しあふれることから,フォーミング抑制剤が投入されている。このフォーミング抑制剤の材料としては,製紙工場から排出される製紙スラッジを主体としたものが用いられているが,粘土系の添加剤が加えられるものもある。一方,衛生陶器工場では粘土系の排水汚泥が発生することから,本研究では,この粘土系排水汚泥と製紙スラッジを用いて,製鉄製鋼用フォーミング抑制剤の開発を検討した。その結果,現行品と同等またはそれ以上の物性を示すフォーミング抑制剤が作製可能な条件を見出した。なお,このフォーミング抑制剤自体にも有害重金属類は含有しておらず,かつ産業廃棄物をフォーミング抑制剤として再生することで,環境負担の発生を抑制することができる。(著者抄録)