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J-GLOBAL ID：200902241662514950   整理番号：09A0140674

京都府舞鶴湾内の重金属汚染実態調査~鉛汚染の現状把握を中心に~

Marine Heavy Metal Pollution Monitoring in Maizuru Bay, Kyoto Prefecture, in Japan-Status of Lead Pollution in Maizuru Bay-

著者 (7件)： 江口さやか (神戸女学院大 人間科学) ,  稲葉法子 (神戸女学院大 人間科学) ,  白石有希 (神戸女学院大 人間科学) ,  上野正博 (神戸女学院大 人間科学) ,  益田玲爾 (京大 フィールド科学教育研究セ 舞鶴水産実験所) ,  山下洋 (京大 フィールド科学教育研究セ 舞鶴水産実験所) ,  山本義和 (神戸女学院大 人間科学)
資料名： 神戸女学院大学論集  (Kobe College Studies)
巻： 55  号： 2  ページ： 117-131  発行年： 2009年01月20日 
JST資料番号： F0785A  ISSN： 0389-1658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 舞鶴湾岸にある廃バッテリーリサイクル工場からの鉛(Pb)汚染が問題になったため,2007年7月に汚染状態の調査として舞鶴湾全域で底泥,ムラサキイガイとアサリを採取し,元素分析を行った。元素分析はPb,Cd,Cu,Mn,NiとZnを分析し,リサイクル工場排水口近くの底泥が最もPb汚染されており,Pb濃度は8716μg/gdryと極めて高かった。またこの近くて採取したムラサキイガイ中のPb濃度は131±56μg/gwetで,アサリ中では579±459μg/gwetと共に非常に高かった。しかし,300m近く離れは場所では約2桁近く低下し,汚染が湾全体には広がっていないことを示した。他の重金属類も排水口近くが高かったが,ノルウェー基準では問題ないレベルであった。日本では貝類のPbの基準がないため,外国の基準を基に考察し,最高濃度の貝は食品安全上問題があり,1個でも食せないことを示した。

シソーラス用語： *重金属汚染 ,  海洋汚濁 ,  *鉛 ,  鉛蓄電池 ,  リサイクル ,  工場廃水 ,  *ムラサキイガイ ,  *アサリ ,  底質 ,  *潮間帯堆積物 ,  京都府 ,  湾 ,  元素分析 ,  カドミウム ,  銅 ,  マンガン ,  ニッケル ,  亜鉛 ,  安全性 ,  食品衛生 ,  食品汚染 ,  最大許容量 ,  放射線量
準シソーラス用語： 最大許容濃度 ,  食品安全 ,  *舞鶴湾

分類 (4件)： 鉛とその化合物  (SB05024Q) ,  海洋汚濁  (SB02040B) ,  食品の汚染  (FJ01053P) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

タイトルに関連する用語 (7件)： 京都 ,  舞鶴湾 ,  重金属汚染 ,  実態調査 ,  鉛汚染 ,  現状 ,  把握