抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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土木学会海岸工学委員会の適応策検討小委員会で議論されている内容を中心に沿岸域での地球温暖化に対する適応策について,その基本的考え方とタイムスケジュールを紹介した。沿岸域における対応策は,防護,順応,撤退に大別される。防護とは,地球温暖化の影響を構造物等で防ぐことで,堤防や護岸の天端を嵩上げして高波・高潮災害を防ぐことである。順応とは,浸水などが起こっても実際の被害に至らないように生活様式や利用方式を工夫することである。これらの適応策は,単独で用いるだけではなく,組合わせて用いることも必要である。地球温暖化に対する適応策の実施に際しては,重要沿岸域から実施するなど手遅れにならないように計画することと,事前の対応が過剰になって無駄な投資にならないようにすることが重要である。