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J-GLOBAL ID：200902242154626960   整理番号：09A0926523

携帯電話からの資源回収とその経済効果および環境負荷

Resource Recovery from Mobile Phone and the Economic and Environmental Impact

著者 (7件)： 高橋和枝 (日本電信電話株式会社 NTT 環境エネルギー研究所) ,  高橋和枝 (東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻) ,  中村二朗 (日本電信電話株式会社 NTT 環境エネルギー研究所) ,  小田部和美 (株式会社ツルオカ) ,  鶴岡正顯 (株式会社ツルオカ) ,  松野泰也 (東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻) ,  足立芳寛 (東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 73  号： 9  ページ： 747-751 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 携帯電話は,加入者数が1億を超える一方で使用済み携帯電話の回収率は20%を下回り,回収とリサイクルの義務化が検討されている。本研究では,過去10年余にわたって製造された携帯電話136台を解体し,元素分析を実施し,携帯電話に含有される資源量を明らかにした。さらに,その結果を基に環境面と経済面の影響を明らかにした。携帯電話には20種類以上の希少金属類が含まれており,高機能化によりその含有量が増加していた。プラスチック樹脂を燃焼して金属類を回収するリサイクル方法について環境への影響を評価したところ,資源回収により削減できるCO₂排出量はプラスチックの燃焼により生じる排出量とほぼ同等であり,環境面を考慮した改善が必要であることが分かった。

シソーラス用語： *携帯電話 ,  *リサイクル ,  資源回収 ,  有用物質回収 ,  *レアメタル ,  経済効果 ,  減少 ,  負荷 ,  環境保全 ,  元素分析 ,  排出量 ,  プラスチック ,  *ライフサイクルアセスメント ,  金 ,  銀 ,  銅 ,  ニッケル ,  鉛 ,  亜鉛 ,  タングステン ,  インジウム ,  ネオジム ,  ガリウム ,  評価 ,  二酸化炭素排出量
準シソーラス用語： 携帯電話機 ,  希少金属 ,  環境負荷低減 ,  高機能化 ,  LCA【環境】 ,  経済性評価

分類 (1件)： 廃棄物処理  (WA01085U)

引用文献 (11件)：

• 1) Telecommunications Carriers Association: Number of subscribers, http://www.tca.or.jp/english/index.html, (2009/1/31).
• 2) Mobile Recycle Network: Recycle past record, http://www.mobile-recycle.net/index.html, (2009/1/31).
• 3) K. Nakano, S. Miyabe, T. Ozaki, Y. Wada, K. Nakajima and T. Nagasaka: J. Japan Inst. Metals 71(2007) 801-808.
• 4) K. Nakano, K. Nakajima, S. Miyabe, Y. Wada and T. Nagasaka: Environmental Management 42 No. 11(2006) 49-62.
• 5) M. Oguchi, T. Kameya, T. Tazaki, N. Tamai and N. Tanigawa: J. the Japan Society of Waste Management Experts 17(2006) 50-60.

タイトルに関連する用語 (4件)： 携帯電話 ,  資源回収 ,  経済効果 ,  環境負荷