抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標記の研修は,ハードフィルダムの建設を行っているギリシャ農業食糧省を訪問し,関係者からその設計・施工の考え方についてヒアリングを行い,実地に二つのハードフィルダム(Marathi(マラチ)ダムとAnoMera(アノメラ)ダムを視察した。また,ギリシャ建設省所管のSykia(シキア)ダム(建設中のアースダム)の施工管理状況を視察した。ハードフィルダム(Hardfill Dam)はフランスの元ICOLD会長P.Londe氏が提唱するダム形式である。Marathiダムは,上水道用水の供給を目的とするダムで,河川に建設されたダムではなく,沢地形を利用した雨水貯留型のダムである。その設計手法は,「重力式コンクリートダム」の設計手法に準じていて,独自の設計手法に基づく日本の台形CSGダムとは異なる手法のダムであることを確認した。堤体の上下流面を厚さ50cmのリッチコンクリートで表面を保護している。この保護コンクリートは施工性を優先し,鉛直型枠により1リフト60cmの階段状の施工を行っていた。