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J-GLOBAL ID:200902242640356257   整理番号:09A0958551

イネのフィトクロムは,赤/遠赤色光を感知する唯一の光受容体である

Phytochromes are the sole photoreceptors for perceiving red/far-red light in rice
著者 (8件):
資料名:
巻: 106  号: 34  ページ: 14705-14710  発行年: 2009年08月25日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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フィトクロムが唯一,赤/遠赤色光感知に応答すること証明するために,本研究では,イネ(Oryza sativa L.cv.日本晴)のフィトクロム3重突然変異体(phyAphyBphyC)を作製し,その突然変異体の赤/遠赤色光応答を観察した。3遺伝子(PHYA,PHYB,PHYC)は,イネのみに存在する遺伝子であり,その突然変異体は,全フィトクロムが完全に欠失している。暗所中でこのフィトクロム3重突然変異体を生育させたところ,この突然変異体は,規則的な回旋運動をしたが,子葉鞘の長いイネ実生へと生長した。しかし,赤あるいは遠赤色光下においても,黄化実生と同一の表現型を示すことから,この突然変異体は,光誘導遺伝子を発現しないことが示された。以上の結果より,少なくともイネ実生が確立する間,フィトクロムは,赤/遠赤色光を感知する唯一の光受容体であることを直接的に証明することができた。更に,3重突然変異体の形状は,大きく変化し,特に顕著な変化として,栄養生長期間における節間生長(野生型イネはこの時期伸長しない)があり,他にも,長日条件下での早期開花,不完全雄性不稔による非結実が見られた。本研究により,フィトクロムは,栄養生長期イネの光合成能力を最大にさせる,重要な役割を担うことが示された。
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分類 (1件):
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発生,成長,分化 

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