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J-GLOBAL ID：200902242694760991   整理番号：08A1030420

超短レーザパルスを用いた三層生体組織モデルでの血糖値の測定での時間ゲーティングの応用

Application of time gating in the measurement of glucose level in a three-layer biotissue model by using ultrashort laser pulses.

著者 (4件)： KIRILLIN M Yu (M.V. Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  BYKOV A V (M.V. Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  PRIEZZHEV A V (M.V. Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  MYLLYLAE R (Univ. Oulu, Oulu, FIN)
資料名： Quantum Electronics  (Quantum Electronics)
巻： 38  号： 5  ページ： 486-490  発行年： 2008年05月 
JST資料番号： D0044C  ISSN： 1063-7818  CODEN： QUELEZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト組織中のグルコースを非破壊検査することはバイオ医療分野で重要な課題になっている。特に,血液を採取することなく血糖値を測定する技術が求められている。赤外超短パルスの後方反射検出に基づく飛行時間法に着目した。生体組織,特に皮膚での血糖値を検出するために飛行時間法の効率を理論的に解析した。皮膚ファントムとして三層光散乱媒質を利用した。1つは血液層,2つは皮膚層であると仮定した。三層光散乱媒質に波長820nmの光を照射し,この後方反射光の特性をモンテカルロ法で解析した。グルコース濃度を変えて後方反射光強度を計算した。グルコース濃度を0~500mg/Lとしたとき,全パルスエネルギーの最大の相対変化は,皮膚模倣層の異方性因子が0.9のとき7.2%,0.7のとき4.8%となった。時間ゲーティングを利用すると,これらの値はそれぞれ12%および8.5%ほど増加した。感度マップを利用して時間ゲーティングを最適化したところ,最高感度はそれぞれ0.014%/mg dLおよび0.010%/mg dLとなった。

シソーラス用語： グルコースセンサ ,  時間分解分光法 ,  レーザパルス ,  生体組織 ,  *生体モデル ,  多層構造 ,  *飛行時間法 ,  光散乱 ,  *血中濃度 ,  ヒト ,  非破壊検査 ,  後方散乱 ,  皮膚 ,  ファントム ,  モンテカルロ法 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  *血糖値 ,  超短パルス
準シソーラス用語： *時間ゲーティング

分類 (3件)： 分光法と分光計一般  (BD07041Q) ,  生化学的分析法  (EA03030G) ,  生体系モデル一般  (EL02010K)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (6件)： レーザパルス ,  生体組織 ,  モデル ,  血糖値 ,  ゲーティング ,  応用