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J-GLOBAL ID：200902243233983120   整理番号：08A0533332

磁性絶縁体でのBose-Einstein凝縮

Bose-Einstein condensation in magnetic insulators

著者 (3件)： GIAMARCHI Thierry (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  RUEEGG Christian (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  TCHERNYSHYOV Oleg (Johns Hopkins Univ., Maryland, USA)
資料名： Nature Physics  (Nature Physics)
巻： 4  号： 3  ページ： 198-204  発行年： 2008年03月 
JST資料番号： W2060A  ISSN： 1745-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Bose-Einstein凝縮(BEC)の分野での最近の発展を概観し,特に,量子反強磁性体でのBECについて解説し,BECが起こる他の系との比較を行った。広く研究されているTlCuCl₃とBaCuSi₂O₆のような実二量重合反強磁性体でのマグノンBECの基礎をハミルトニアンに基づいて解説した。スピンハミルトニアンの第二量子化形式での議論を行い,その凝縮が,スピンハミルトニアンの回転対称性が自発的に破れる横成分によって形成される磁気秩序に相当することを述べた。さらに,二量体ベースの磁性絶縁体で観測されるBEC量子相転移について述べた。また,Bose気体と反強磁性体の間の対応を表によって示し,それらの間での差違を議論した。原子的格子と強いボソン相互作用の交錯は,単純なBECパラダイムを超えた新しい現象に導くことにも言及した。

シソーラス用語： *Bose-Einstein相関 ,  絶縁材料 ,  磁性 ,  反強磁性体 ,  *量子論 ,  *マグノン ,  *スピンハミルトニアン ,  磁気秩序 ,  相転移 ,  磁気転移 ,  絶縁体 ,  量子反強磁性体 ,  量子相転移

分類 (1件)： 磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (2件)： 磁性絶縁体 ,  Bose-Einstein凝縮