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J-GLOBAL ID：200902243239525379   整理番号：09A0071467

吸収冷温水機の冷却塔ファン制御による省エネルギー効果

Energy Conservation Effect of Cooling Tower Fan Control for Absorption Water Chiller-Heater

著者 (4件)： 藤田稔彦 (東京海洋大 海洋工) ,  小嶋満夫 (東京海洋大 海洋工) ,  船谷昭夫 (大阪ガス) ,  松原為敏 (大阪ガス)
資料名： 空気調和・衛生工学会論文集  (Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)
号： 142  ページ： 9-17  発行年： 2009年01月05日 
JST資料番号： G0149B  ISSN： 0385-275X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガス吸収冷温水機と冷却塔からなる空調用熱源システムについて,冷却塔ファンのオンオフ制御による省エネルギー効果を調べるために,527kW(150USRt),1055kW(300USRt)クラスの最近の二重効用ガス吸収冷温水機の性能特性とこれらの吸収冷温水機用の冷却塔の性能特性を調べ,この熱源システムを大阪の事務所ビル(10000m²)などの冷房に適用したときのエネルギー消費量をシミュレーション計算によって求めた。その結果,次のことが分かった。吸収冷温水機の冷却水温度特性(冷却水入口温度の低下による燃料消費量の低下率)βの値が大きい場合には,一般に冷却水の設定温度が低いほうが冷房期間全体のエネルギー消費量は小さい。一方,βの値が小さい場合には,冷却水の設定温度によるエネルギー消費量の差は小さいが,25~28°Cに最適値がある場合が多い。冷房負荷率が吸収冷温水機の総容量(1055kW)の50%を超える運転時間数が少ない病院,店舗,ホテルの場合は,吸収冷温水機の台数分割による効果が顕著である。また,吸収冷温水機の冷水入口温度(返り温度)制御を行うと,冷水出口温度が高くなるぶん,冷水出口温度(往き温度)制御よりもCOPが高くなり,エネルギー消費量は少なくなる。(著者抄録)

シソーラス用語： *吸収冷温水機 ,  *冷却塔 ,  *送風機 ,  制御 ,  *省エネルギー ,  *冷房 ,  *オンオフ制御 ,  気体燃料 ,  特性 ,  熱源 ,  事務所建築 ,  *エネルギー消費 ,  冷却水 ,  温度 ,  燃料消費率 ,  整定 ,  数値 ,  負荷率 ,  容量 ,  走行時間 ,  病院 ,  商店建築 ,  ホテル ,  分割 ,  冷水 ,  成績係数 ,  数値解析 ,  計算機シミュレーション ,  計算機プログラム ,  *空気調和
準シソーラス用語： COP ,  ガス燃料 ,  *ファン ,  運転時間 ,  *空調 ,  最適値 ,  事務所ビル ,  性能特性 ,  設定 ,  台数制御 ,  店舗 ,  二重効用

分類 (3件)： 冷凍装置  (PD03000T) ,  冷房  (PC02030Q) ,  エネルギー消費,省エネルギー  (QA01092A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 吸収冷温水機 ,  冷却塔 ,  ファン ,  省エネルギー効果