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J-GLOBAL ID:200902243465537959   整理番号:09A0913553

運輸保安強化のための核四重極共鳴(NQR)を用いた爆薬検知技術の開発

Development of NQR explosive detection technique for transportation security
著者 (4件):
資料名:
巻: 70  号: 3-4  ページ: 55-61  発行年: 2009年08月31日 
JST資料番号: F0476A  ISSN: 1347-9466  CODEN: STEMCH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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空港保安検査等に用いられる爆薬検知方法としてはX線を用いて物質の形状及びX線透過率から爆薬の有無を判断する方法が主流であるが,プラスチック爆薬は形状を変化させることが可能であり,また爆薬と同程度のX線透過率をもつ物質も日用品として多く存在するため,誤報率が高いことが課題となっている。一方,核四重極共鳴(NQR)は高周波を照射することで物質に固有の共鳴周波数を測定する方法で物質の特定が可能であり,より正確な爆薬検出技術としての可能性が期待されている。そこで我々は国土交通省の委託の下,空港等の交通機関におけるテロ対策強化を目的として,靴検査を想定した平面検出部および手荷物検査を想定した大容積の検出部を持つNQR爆薬検知装置を開発し,亜硝酸ナトリウム500g及びRDXの原料であるHMT414g,並びに不爆化RDX300gを用いた遠隔検出実験によりその有用性を検証した。平面コイルを用いた実験においては,電磁シールドのない環境においてもRDX300g程度が検出可能であることを確認した。また,大容積コイルを持つ装置に対しては空港保安検査場において実証試験が実施され,X線検査装置との比較が行われた。RDX等を含む手荷物試験体を用いたブラインド試験の結果からNQR検査における誤報率(false positive rate)はX線検査の10分の1程度であることが実証され,NQRを用いた爆薬検査が交通機関における保安対策強化に有効であることが示された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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爆薬工業一般  ,  安全管理 
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