抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,フォワードルッキングモデルとそれに終端条件を与える定常均衡モデルを用いて,1990年代以降のわが国における財政政策の効果を定量的に評価した。シミュレーション分析の結果によると,財政支出の拡大や家計直接税の減税はたとえそれが恒久的なものであっても,将来の消費税率の引き上げを織り込んだ消費の減少によってその効果がかなり相殺される。一方,法人税率の引下げは定常状態の実質GDPを上昇させることを通じて将来所得を引き上げ,消費と投資を拡大させる効果がある。(著者抄録)