抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
短茎・早生ダイズ品種であるサチユタカの狭畦密植栽培における生育特性を明らかにするため, 異なる条間(30 cm, 40 cm, 60 cm, 80 cm)で栽培したサチユタカおよび日本の西南暖地において慣行となる条間80 cmで栽培したフクユタカを供試して乾物および子実生産特性の調査を行った. その結果, 条間を30 cmおよび40 cmとしたサチユタカの狭畦密植栽培では, m
2当たりの莢数および粒数は増加し,子実収量は慣行栽培のフクユタカに比べて30 gm
-2多かった. 開花期と子実肥大中期の葉面積指数(LAI)は, 狭畦密植条件では広い条間条件に比べて大きく, 子実肥大中期のLAIはフクユタカとほぼ同等となる5.0~4.4に高く維持された. また,狭畦密植条件では子実肥大中期の上層50 cmの吸光係数は小さく,受光態勢が優れていたと考えられた. 以上の結果, 狭畦密植栽培したサチユタカが慣行栽培したフクユタカに比べて同等かそれ以上の子実収量を得られた要因として子実肥大中期までLAIが十分なレベルで維持されたことが考えられた.(著者抄録)