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J-GLOBAL ID：200902243663609957   整理番号：09A1024858

材料合成法としてのメカノケミストリーの最近の進展 メカノケミカル反応を利用したセラミック微粉末の合成

著者 (1件)： 阿部修実 (茨城大)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 44  号： 10  ページ： 797-801  発行年： 2009年10月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,間接法メカノケミカル合成プロセスに利用可能と考えられるいくつかの反応メカニズムを紹介する。間接法はあまり高くない粉砕応力下で原料粒子表面の化学修飾を反応に利用する方法で,高応力下での直接法と区別している。1)メカノケミカルプロセスの利点と問題点,2)酸・塩基反応(凝集反応場の形成):TiO₂とBa(OH)₂の酸・塩基反応によるBaTiO₃の生成,3)反応性粉砕助剤を用いる脱水縮合プロセス:希土類フェライトの生成,4)酸化還元反応を利用した合成例:スピネルフェライト,フェライト粉末,5)反応性雰囲気を利用したプロセス制御:アセトン雰囲気下でのMnO₂処理によるリチウム電池正極材料の合成。

シソーラス用語： *メカノ化学 ,  不均一系反応 ,  摩擦化学反応 ,  *セラミック ,  *粉末製造 ,  微粉体 ,  反応機構 ,  化学修飾 ,  中和反応 ,  圧力効果 ,  相変態 ,  チタン酸バリウム ,  助剤 ,  反応性 ,  脱水 ,  縮合反応 ,  酸化還元反応 ,  雰囲気 ,  有機化合物 ,  電極材料 ,  リチウム電池 ,  マンガン酸塩 ,  リチウム化合物 ,  フェライト ,  脂肪族ケトン ,  メカノケミカル反応 ,  マンガン酸リチウム ,  カソード材料【電池】
準シソーラス用語： メカノケミストリ ,  酸塩基反応 ,  縮合 ,  正極材料

分類 (1件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

物質索引 (1件)： アセトン

引用文献 (23件)：

• 久保輝一郎. メカノケミストリー概論. 1976, 序
• 仙名保. 微粒子工学体系. 2001, 1, 782-794
• 齋藤文良. 先端粉砕技術と応用. 2005, 94-101
• 金属 (特集号). 1999, 69, 1025-1088
• 阿部修実. J. Soc. Inorg. Mater. Japan. 2008, 15, 3-13

タイトルに関連する用語 (6件)： 合成法 ,  メカノケミストリー ,  進展 ,  メカノケミカル反応 ,  セラミック ,  微粉末