抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高分子材料であるジオポリマーを用いた汚染土壌の安定化技術について述べる。フライアッシュをベースとして作成したジオポリマーと,バンコック市にて採取したバンコック粘土を用いた。バンコック粘土に対するジオポリマーの混合比δ(重量%)は,0から100%までの間で6段階を設定し,養生期間(材令)tは3日から56日までの間で5段階を設定した。その結果,1)δ≦20%およびt≦7日では軟らかい性質が卓越するが,δ≧30%でt≧14日では剛性を有した。2)圧縮応力~ひずみ曲線のピーク値をq
uとすると,q
uはδ≧50%ではtと共に増大し,δ≦30%ではt=7日までは急激に増加し,それ以降の増加割合は緩やかであった。ジオポリマー100%の場合は,q
u(kPa)=1839.1+9136.4Ln(t:日)が成立した。3)t=28日の場合のq
uは,δの増加に伴い指数的に増加した。δ=30~40%でバンコック粘土のせん断強さが40kPa程度に改善することがわかった。