抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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沖縄の石灰岩からなる島は水資源が乏しい。地下水は生活用水に使用されるので,農業用水として使用することは困難である。そこで,この地域では,畑地帯に降った雨水を貯水施設に貯めて灌漑に使用している。集水域が畑地帯であるために,貯水池への流入水には肥料が多く含まれ,藻の発生が著しく,藻の除去および発生防止が課題となる。藻の発生を防止する方法として,遮光材を貯水池の水面に浮かべて水面を被覆し藻の発生を防止する方法を採用した。2個のタンクを用い一方を遮光シートで覆い,他方は水面露出状態にして,藻の発生の比較実験を行った。その結果,完全な遮光状態では藻は発生しないが,光漏れがあるとわずかながら藻が発生することが認められた。遮光の効果は確認されたが,実用化に向けての遮光シートの強度や管理体制は今後の問題として残される。