抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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球状黒鉛鋳鉄棒(JISFCD400;3.53C-3.14Si-0.13Mn-0.05P-0.02S-0.05Mg;mass%;直径10mm×長さ100mm)のアプセット溶接(10MPa加圧)を種々の条件で行った。溶接界面の金属組織を観察した。溶接継手の硬度,引張強さおよび伸び率を調べ,入熱量との関係を調べた。入熱量が小さく,溶接界面の溶融部分が端部外側へ排出されない場合には,接合界面組織はモットル組織(mottle;チル組織+黒鉛)になる。入熱量増加とともに溶接界面の溶融部分が端部へ排出されると,溶接界面の組織はモットルからパーライト基地中に球状黒鉛鋳鉄組織が存在するものに変わり,溶接界面から排出された溶融部分は,モットル組織に凝固した。溶接界面の溶融部分がほとんど端部外側へ排出されると,接合部に球状黒鉛の凝集部分が生成した。溶接界面の溶融部分が端部外側へ排出され,界面中心部にチル組織がない試料では,引張強さが上昇した。