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J-GLOBAL ID：200902244817693626   整理番号：08A1029032

海氷の下に流出した油の氷中への取り込みに関する実験

著者 (3件)： 伊東雅規 (北日本港湾コンサルタント) ,  大塚夏彦 (北日本港湾コンサルタント) ,  高橋伸次郎 (西村組)
資料名： 寒地技術論文・報告集  (Proceedings of Cold Region Technology Conference)
巻： 23  ページ： 455-458  発行年： 2007年12月 
JST資料番号： X0501A  ISSN： 1342-8411  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 冬季に海水が結氷するような海域において,海中で油流出事故が発生した場合,流出油は海面または海氷の下面まで浮上して広がり,氷盤の下面に滞留し,その後に氷盤が成長すると氷中に層状に取り込まれ,サンドイッチ状に油を取り込んだ氷盤が生成される可能性が高い。本稿は,このような氷盤の生成過程およびその後の油の挙動を確認するための室内実験の概要を記した。実験結果から下記のような知見を得た。水面上に油が流出したあと水面が結氷すると油は氷盤上に留まる。2.5%の塩水で生成した氷盤中に取り込まれた油は,徐々に上方へ移動し,その一部は氷盤の表面から滲出した。油を取り込んだ氷を融解すると,氷盤内に閉じ込められた油は解放されて氷盤の上面や周囲への広がりが顕著になる。

シソーラス用語： *海氷 ,  *流出油 ,  屋内試験 ,  海洋汚濁 ,  粘度 ,  融解 ,  塩水 ,  公害対策

分類 (2件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 海氷 ,  流出 ,  油 ,  氷 ,  取り込み ,  実験