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J-GLOBAL ID:200902244888412814   整理番号:08A0635744

ニューロメラニンはミトコンドリアにおける脱グルタチニルによりドーパミン作動性SH-SY5Y細胞のアポトーシスを誘発する:蛋白質及びメラニン成分の関与

Neuromelanin selectively induces apoptosis in dopaminergic SH-SY5Y cells by deglutathionylation in mitochondria: involvement of the protein and melanin component
著者 (9件):
資料名:
巻: 105  号:ページ: 2489-2500  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ニューロメラニン(NM)は黒質,青斑などのカテコールアミン作動性ニューロンに存在する色素である。Parkinson病の病因にニューロメラニンが関与していることが示唆されている。本研究では,ヒト黒質から調製したNMを用いて,ドーパミン作動性SH-SY5Y細胞に対するNMの細胞毒性を検討した。NMはSH-SY5Y細胞のアポトーシスを誘発し,プロテアーゼKはNMの細胞毒性を抑制した。ドーパミンメラニン(DAM)及びシステイニルドーパミンメラニン(CysDAM)はNMより細胞毒性が弱かった。NMは,ミトコンドリア膜電位破壊,チトクロームc放出及びカスパーゼ3活性化を誘発した。Bcl-1過剰発現はアポトーシスを抑制しなかった。ミトコンドリアのスルフヒドリル(主にGSH)濃度はNMによって上昇し,DAMによって低下した。蛋白質結合GSHのウェスタンブロット解析により,NMのみがミトコンドリアのSグルタチオニル化蛋白質を減少させ,複合体Iの巨大分子構造を解離することが証明された。NMによる脱グルタチオニルには活性酸素と活性窒素が必要であった。これらの結果から,NMがSH-SY5Y細胞のアポトーシスを誘発することが証明され,PDの病因に関与していることが示唆された。
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 

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