文献

J-GLOBAL ID：200902245081353888   整理番号：09A0288352

低圧および中圧UVランプの紫外線照射による有機ハロゲン化合物の分解

著者 (1件)： 大瀧雅寛 (お茶の水女大 大学院)
資料名： 水環境学会誌  (Journal of Japan Society on Water Environment)
巻： 32  号： 3  ページ： 126-129  発行年： 2009年03月10日 
JST資料番号： Z0777A  ISSN： 0916-8958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2007年に厚労省指針により地下水を水源とする上水道におけるクリプトスポリジウム対策として紫外線消毒が認定された。地下水を水源とする場合に懸念されるのはトリクロロエチレンなど地下水汚濁物質および塩素処理副生トリハロメタンへの影響である。これら有機ハロゲン化合物に対する低圧または中圧UVランプ紫外線照射の影響について解説した。両ランプともに最終生成物は塩化水素とCO₂であるが,中間生成物として各種ハロ酢酸の生成の可能性がある。含有濃度が比較的高い原水に対しては分解率を推定し,中間生成物の挙動について留意が必要である。

シソーラス用語： 水道水 ,  *紫外線照射 ,  地下水汚濁 ,  トリハロメタン ,  脂肪族塩素化合物 ,  脂肪族ハロゲン化合物 ,  水質汚濁物質 ,  汚染防止 ,  ハロ酢酸 ,  *コクシジウム亜綱 ,  クリプトスポリジウム属 ,  汚染物質 ,  *微生物 ,  *原生動物 ,  *胞子虫類
準シソーラス用語： *コクシジウム類 ,  Cryptosporidium

分類 (1件)： 微生物に対する影響  (EK02040O)

引用文献 (17件)：

• 大槻哲夫訳. 光化学の基礎. 1990, 2
• 中杉修身. 土壌・地下水汚染の現状とその対策. 化学と教育. 1997, 45, 502-505
• 大場栄次. 有機塩素化合物で汚染された井戸水の吸着浄化. 水環境学会誌. 1997, 20, 77-80
• YAMAGUCHI, S. Decomposition of gaseous trichloroethylene (TCE) by Ultraviolet irradiation. Combust. Sci and Tech. 1998, 133, 107-115
• 大瀧雅寛. 中圧及び低圧紫外線ランプによる有機塩素化合物の分解. 水道協会雑誌. 1993, 725, 24-32

タイトルに関連する用語 (6件)： 低圧 ,  中圧 ,  UVランプ ,  紫外線照射 ,  有機ハロゲン化合物 ,  分解