文献

J-GLOBAL ID：200902245214887007   整理番号：09A0770334

気体分離のための逆選択的微小孔性膜

Reverse-Selective Microporous Membrane for Gas Separation

著者 (9件)： SAWAMURA Ken-ichi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  IZUMI Teruaki (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  KAWASAKI Kiyotoshi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  DAIKOHARA Shintaro (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  OHSUNA Tetsu (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  TAKADA Mitsuko (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  SEKINE Yasushi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  KIKUCHI Eiichi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  MATSUKATA Masahiko (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Chemistry. Asian Journal  (Chemistry. Asian Journal)
巻： 4  号： 7  ページ： 1070-1077  発行年： 2009年 
JST資料番号： W1856A  ISSN： 1861-4728  CODEN： CAAJBI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 473Kの高温で,流体ガス中の大きな分子(メタノールメタンオール,水)を選択的に透過させて小分子(水素)を残留させる,未だかつて無い逆選択的微小孔性分子ふるい膜を開発した。得られた水素は純粋で,次の反応にそのまま供給できる高い分圧をもち,反応に要求される高温において膜の分離能が活性である。この膜はゼオライトの細孔内に存在するNaカチオンへの極性分子の吸着を利用するもので,Na⁺置換したZSM-5型を採用し,膜を調製した。Na⁺置換をせずH型のZSM-5を用いた場合は,473K以上の高温で選択性を発現することはなかった。開発した膜は様々な化学反応に応用でき,プロセスの省エネルギー化に有用であろう。

シソーラス用語： ガス分離 ,  多孔性 ,  膜 ,  水素 ,  *分子ふるい ,  吸着 ,  選択透過膜 ,  *ゼオライト ,  温度依存性 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： ミクロポーラス ,  TEM【顕微鏡】

分類 (2件)： 膜分離  (XD02120Z) ,  合成鉱物  (CD01040K)

物質索引 (1件)： メタノール

タイトルに関連する用語 (2件)： 気体分離 ,  微小孔