抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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より身体に合って着心地の良い和服寸法を求めるため,剣先位置の移動という縫製面から試着衣を製作し,着装スタイルの相異を観察した。着用条件に添って着装させた姿は,前面衿の交差位置に多少の違いがあるにせよ,着物姿としての違和感がない。被験者は茶道をたしなみ,和服を着慣れていることもあって,自然に和服に適した身動きをしている可能性もある。動作後の変化も,手直しで済む程度のものであった。着付けることの難しさと同時に,平面的な構成で仕立てられた和服の柔軟さと奥深さをあらためて感じた。衿の交差位置が上方に移動する,衽付け線を上下で揃えるなど,一般的に言われている条件をほぼ満たしているには,胸幅を広く確保できた試着衣であった。